定点戦争モノの憂鬱(2022年7月2日)

警察の総務部人事担当や広報担当を主人公にした新しい警察小説でド嵌りした横山秀夫大先生の直球ド真ん中の戦争モノ。どうも戦争モノは苦手で、最新作を除けば、コレを最後に読むという巡り合わせになりました。

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・・・特攻兵器の人間魚雷=回天と若き乗組員の日々を描いた・・・もう、これだけで胸が苦しくなります。「死を約束された」人間の想像を絶する心模様が、読んでいて本当に痛い。やはり戦争モノは重い。辛い。というより、戦争がイヤなのだ。それでも戦争を繰り返す人類に、もはや逆に「脱帽」です。主人公が出撃時ではなく、訓練中の事故で亡くなるというのも実に全く重苦しいが、さすが横山大先生、いつものごとく、どんな物語でも救いのある終わり方・・・まさに「救われた」であります。そして、主人公が恋人にあてた遺書・・・の哀しさと優しさに涙。

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