定点宮城谷大先生今後の思案(2020年12月20日)

ついに、というか、やはり、というべきか、あっという間に読了してしまいました。宮城谷昌光大先生マイ最新中国歴史春秋小説の3巻分。いよいよ物語も大展開を迎えつつあり、その分、痺れる情景描写・セリフも大幅増量。

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・・・ますますの苦難が主人公をますます大きな人間にしていきます。かつ、今回は将来の大事業に備えての人材探しの旅でもあるので、いつもより人物描写が多彩になり、そのいちいちが納得できる。円熟の極みですな。

「・・・『つめたい宮殿の床を歩くよりも、茨の道を血をながして歩くほうが、つらい、とはかぎりません。無為であることが、もっともつらい』・・・」

「・・・(時のむだづかいの方が、人生にとって、損失は大きい)と、子胥(主人公の名)は思った。だが、生まれてから死ぬまでの時間が、すべて有意義であるという人などひとりもいない。むなしさにさらされている時を、意義のあるものに更(か)えるところに、人のほんとうの心力と智慧がある・・・」

(こういうセリフは、長い長い雌伏の時を過ごされた宮城谷大先生だからこそ、説得力を以って読者の心に染み入ってくるのでしょうなぁ。。。)

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