定点大先生の陰と陽の陰(2018年4月1日)

藤沢周平大先生の文壇デビュー作から直木賞受賞までの2年間に書かれた、まさに大先生誕生の産声のごとき真初期作品集。今更ながら・・・ではありますが、大先生の原点を探るべく・・・

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・・・う、読み難い。何だか、いつもと全然違いますやん。収録5編中、『黒い縄』『溟(くら)い海』『暗殺の年輪』など3編に不吉なタイトルが・・・中身もひどく暗い。とにかく暗澹としている。後味の悪さも尋常では・・・編中の『ただ一撃』など、後年の「普段は冴えない昼行灯、しかし、ひとたび剣を手にするや・・・」的なとぼけた味わいが見え隠れするものの、やはり「剣豪」というものの度し難い性(さが)が最後は後味の悪さを・・・コレが後に『用心棒日月抄』や『獄医立花登』などのシリーズを産み出す同じ作家とは・・・こういう船出だったのですね、大先生。でも、これくらい暗い情念を抱えていないと、物語を書こうなどという気にはならないものかと・・・まだまだ大先生の全貌に迫るには読書量が足りないようです。精進します。

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