定点宮城谷大先生新たなる地平(2018年3月25日)

現代最高峰の中国歴史小説の大家・宮城谷昌光大先生の渾身の歴史人物エッセイ集の続編の続編。前前編の「春秋」よりメジャーどころが盛り沢山な前編の「戦国」のさらに続編の「楚漢」なので、ますますメジャーどころがラインナップ。

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・・・でも、大先生、この時代にあまり魅力を感じていないようで(恐らく、時代が現代に近づいてくるにつれて、戦いの悲惨さ・卑劣さという側面が前面に出てきて、かつ、人間の嫌らしさが生々しく噴出してくるから・・・では?)、大先生の歴史大河小説ではほとんど取り上げられていない時代です。ただ、この時代を「項羽と劉邦」で括らず、敢えて「楚漢」と呼ぶあたりに大先生の矜持が感じられます。むしろ、秦の名将・章邯や斉の名将・名君の田横などの「清新さ」を評価されております。そう言えば、この時代を描いた大先生の唯一と思われる大作はその斉・田横の生涯を描いた『香乱記』(上・中・下)でしたな。勿論読んでおります。この後は、後漢を興した光武帝・劉秀を描いた『草原の風』と漢滅亡後の『三国志』になるので・・・いつかは戻ってこられますか、大先生?

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