定点維新角度変更&中二病リベンジ(2017年12月21日)

恥ずかしながら、明治維新を坂本竜馬目線、いや、正確には司馬遼太郎『竜馬がゆく』的な視点からしか理解していない50歳です。ようやく今年から「新撰組」目線で知るようになりましたが、さらに角度を変えて・・・

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・・・この人=徳川慶喜さんの目線で。50歳なので、多角的な視野が必要・・・そればかりではありません。この本、「文庫本を読んでいるオレってカッコイイ」という勘違いも甚だしい中二病の時代に購入(あの頃読んだのはカフカ『変身』とかツルゲーネフ『初恋』とかカミュ『異邦人』とかヘミングウェイ『老人と海』とか武者小路実篤『友情』とか太宰治『人間失格』とかちょうどよい薄さの本ばかり・・・というのがまさに中二病)したものの、その面白さがよく分からないまま読み終わり、本棚の隅で眠っていたモノです。多少は経験・雑学・歴史知識・人間観が増幅した今読んだら、きっと面白いに違いない・・・面白かったです、やはり。さすが司馬大先生。深い深い人間洞察。そして、説得力十分の政治分析。当然ながらの読み易い文体に物語展開。ワケも分からず無理やり読んだあの頃と違って、あっという間に読了しました。新撰組目線では仲間や部下を裏切り続けた弱腰・意気地なしの「ヘボ将軍」となっておりますが、やはり、司馬先生は違う。良くも悪くも先の先まで見通せてしまう「英傑」ゆえに何も出来なかった・・・ココが重要なポイントなのですね。そして、深刻な事態の折々に挿入される、徳川慶喜公の「将軍」らしからぬフットワークの軽さがなんともユーモラスで、ついクスッと笑ってしまう。いやあ、面白い。イイ角度を頂けました。

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