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zoom RSS 定点池波大先生新世界(2017年7月25日)

<<   作成日時 : 2017/07/25 23:19   >>

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先日読んだ池波・鬼平剣客梅安・正太郎大先生の真田信之(有名な幸村じゃない兄の方)を描いた『獅子』が予想以上に面白かったので、大先生の「真田モノ」の短編・中篇集を読んでみる。

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・・・いやあ、面白かったです。瞠目。例によって、忙殺業務の合間、あっという間に読了してしまいました。幸村ではなく、地味な兄の方の信之に視点を当てる辺り、大先生の真骨頂ですね。確かに、単純明快なヒーローたる幸村より、良くも悪くも「人間的」でしたたかで深みもある信之こそ、大先生の筆に敵う人物なのかもしれません。その信之の晩年を十分な深みを感じさせつつも軽妙に描いた『信濃大名記』、最後の最後のどんでん返しが素晴らし過ぎる『碁盤の首』、先日読んだ『獅子』の前身とも言える大先生の直木賞受賞作『錯乱』、そして、重厚かつ読めば必ず元気が出る表題作『真田騒動−恩田木工』などなど、全て平伏せざるべからず。が、そのいずれよりも感動したのは、初老に至るまで苦労を重ね、しかもなお純朴さを失わない藩主・真田信弘とこれを支える江戸留守居役の情感溢れる、それでいて、どこかユーモラス、でも、最後は涙を禁じえない『この父その子』の素晴らしさ・・・まさに珠玉の掌編です。これは、いずれ、大先生の原点とも言える『真田太平記』シリーズに手を出すのも時間の問題ではないかと・・・解説の「池波正太郎の小説はすべてハードボイルド」との評言は、まさしく正鵠を射たり。。。

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